品質管理

QFD(品質機能展開)の意味とは?関連用語も併せてチェック

品質機能展開(QFD)全体構想図

品質管理や品質保証に欠かせない【QFD(品質機能展開)】

関連用語も併せて確認していきましょう。

 

QFD(品質機能展開)とは?

まず【QFD】は、Quality Function Deploymentの略。

「製品に対する品質目標を実現するために、さまざまな変換および展開を用いる方法論」

のことを表し、QFDと略記されます。

また、JIS Q 9025:2023に記載のある、技術展開・コスト展開・信頼性展開・業務機能展開の総称ともいわれています。

QFD(品質機能展開)をスムーズに進めるには、製品に対する顧客の要求を把握し、これを実現するために設計品質を定めます。

さらに製品を構成する部品の品質および製造工程の管理項目に至る一連の関係について、二元表を用いて情報整理を行うのが一般的です。

 

QFD(品質機能展開)の全体構想図と品質表

QFD(品質機能展開)を全体構想図に示すと以下のとおりです。

【QFD(品質機能展開)★全体構想図】

品質機能展開(QFD)全体構想図

参考:JIS Q 9025:2003「マネジメントシステムのパフォーマンス改善-品質機能展開の指針」

品質展開は全体構想図の左上部に位置しており、各種展開表を二元表と組み合わせ、この連鎖を用いて品質を検討します。

 

一方で、品質展開の基本となる品質表の例はこんな感じになります。

品質機能展開(QFD)品質表

品質表は要求展開表と品質展開表との二元表です。

顧客の声を言語表現によって体系化し、これと品質物 要求品質を実現する品質設計に用います。

また品質表が定める範囲には、 展開表との二元表だけを指す場合とこれに企画品質設定表、設計品質設定表、品質特性関連分析を付加したものを指す場合との二通りがあります。

以下の図は品質表の構成を示しますが、以下の図で見てみると、a)b)c)の3つの部分を指す場合と、それだけでなくd)e)f)も含んだものを指す場合があるということです。

【品質表の構成】

品質表の構成

参考:JIS Q 9025:2003「マネジメントシステムのパフォーマンス改善-品質機能展開の指針」

QFD(品質機能展開)に関連する用語一覧

一方で、QFD(品質機能展開)に関連する用語もしっかり確認しておきましょう。

分類 用語 用語の説明
基本 変換 要素を次元の異なる要素に、 対応関係 をつけて置き換える操作
展開 要素を順次変換の繰り返しによって、必要とする特性を定める操作
展開表 表要素を階層的に分析した結果を、系統的に表示した表
二元表 二つの展開表を組み合わせてそれぞれの展開表に含まれる項目の対応関係を表示した表
品質表 要求品質展開表 要求品質を階層構造で表した展開長(系統図的に示される)
品質特性展開表 品質特性を階層構造で表した展開表(系統図的に示される)
品質表 要求品質展開表と品質特性展開表との二元表

参考1:顧客の声を言語表現によって体系化し、これと品質物 要求品質を実現する品質設計に用いる。

参考2:品質表が定める範囲には、 展開表との二元表だけを指す場合とこれに企画品質設定表、設計品質設定表、品質特性関連分析を付加したものを指す場合との二通りがある。

各種

展開

品質展開 要求品質を品質特性に変換し、製品の設計品質を定め、各機能 部品、個々の構成部品の品質、及び工程の要素に展開する方法
技術展開 設計品質を実現する機能が、現状考えられる機構で達成できるか検討し、ボトルネック技術(BNE) を抽出する方法、

また、企業が保有する技術自体を展開することを技術展開と呼ぶこともある。

コスト展開 目標コストを要求品質又は機能に応じて配分することによって、コスト低減又はコスト上の問題点を抽出する方法。
信頼性展開 要求品質に対し、信頼性上の保証項目を明確化する方法である。

参考:品質展開がポジティブな要求品質の展開であるのに対し て、ネガティブな故障などの予防に関して信頼性手法を活用し、設計段階でこの故障を予防する。

業務機能展開 品質を形成する業務を階層的に分析して明確化する方法。

出典:JIS Q 9025:2003「マネジメントシステムのパフォーマンス改善-品質機能展開の指針」

 

以上です。

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ありがとうございました。

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