ネジ

ネジの材質を解説いろいろな疑問(Q&A)

ネジの材質

ネジの材質について、よく聞かれる質問をまとめてQ&Aにしました。

ちょっとしたネジの材質における疑問がかんたんに解消できますのでぜひチェックしてみてください。

 

Q1:ネジの材質ってどんな種類があるの?

ネジ

A1:ネジの材質の種類は、

ネジの材質

  1. 真鍮(しんちゅう)
  2. ステンレス
  3. アルミ
  4. チタン
  5. 樹脂製

などです。

それぞれの特徴はかんたんにこんな感じ 🙂

鉄は硬くて強い金属で、しかも他の金属元素を加えたり、熱処理を行うことによって、その強さや硬さや性質を自由に調節することができる

粘り強い性質があるため常温でも加工ができる

加熱すると、よりかんたんに圧延や鍛造などの加工できる

真鍮(しんちゅう) 真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを指し、別名:黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれる

熱によっていろいろな形に加工がしやすい金属であるため、デザイン性の高いインテリア用品や装飾品、文房具などに使われている

ステンレス ステンレスは耐食性や強度を向上させるために、主成分である鉄(Fe)にクロム(Cr)やニッケル(Ni)を混ぜることで作られる「合金」である

錆びにくい

アルミ ボーキサイトを原料とした金属であり、軽くさびにくく、強度が高いなどの特徴をもつ

加工しやすく熱や電気を通しやすい

ただし、純アルミは傷つきやすいなどのデメリットがある

チタン 重さあたりでは、アルミニウムの約3倍、鉄の約2倍の強度があり、 ステンレスと比べても比重に対する強度ではチタンの方が勝っている

バネのようにもどる力も鉄の2倍近くあり、曲げても戻る性質のある金属である

樹脂製 樹脂とは、元々は松脂や漆のように樹木の樹液が固まった物質を指す。

石油や石炭などの化石資源を原料にした人工的な樹脂が量産されるようになり、今ではさまざまな製品を作る材料となっている

例:合成樹脂→プラスチック

また、ねじの種類、強度により同じ鉄でも種類のちがう鉄が使われ、防錆のためにメッキなどの表面処理を施すのが一般的です。

とくに鉄(鋼)は、入手が容易であり強度や強靭があることから、ねじに使用される鉄鋼材料として多く利用されています。

鉄(Fe)と炭素(C)を主成分とした炭素鋼を基本に、形状・強度・耐食性など用途に応じ、熱処理を施して、クロム・モリブデンなどが添加された合金鋼を使用しています。

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Q2:ネジの材質で錆びにくいものはどれ?

A2:ネジの材質で錆びにくい種類はチタンとステンレスです。

チタンは酸素との結合力が非常に強く、表面に酸化皮膜を瞬時に形成します。

いわゆる不動態であり、 錆びにくい性質を持っています。

 

一方、ステンレスとは一般にステンレス鋼(StainlessSteeI)を意味し、「さびない鉄」と言われています。

鉄を主成分とし、Cr(クロム)を重量比で10.5%以上32%以下、炭素を1.2%以下含む合金鋼で、優れた耐食性を有する材料です。

 

チタンとステンレスで比べると、錆びにくさでは優劣をつけることは難しいです。

ただ、強度については基本的にチタンのほうが高くなります。(高温の場合も同様)

上記の性質に伴い、価格についてはチタンの方が一般的に高くなりますので参考にしてください。

 

Q3:ネジの材質のなかでステンレスと鉄はどちらが強い?

ステンレス

A3:ステンレスと鉄では、ステンレスのほうが強度が高いです。

鉄に炭素を加えたステンレスは、鉄より強度が高くなります。

さらに同強度でスチールよりも薄くできるので、軽量化できる点はメリットといえるでしょう。

 

Q4:高強度のねじの材質は?

A4:高強度ボルトの材質には

  • 高強度鋼
  • 高強度ステンレス

などがあります。

高強度が必要な場合には、強度や電蝕について十分に検討する必要があります。

 

Q5:SS400の材質は?

A5:SS400とは「一般構造用圧延鋼材」低炭素鋼です。

C(炭素)とMn(マンガン)の成分量にとくに規定はなく、P7(りん)とS(硫黄)の上限が0.05%と定められています。

溶接加工や曲げ加工も可能です。

最後のss400は、ネジの話ではなくなっていますが(笑)、関連として回答を載せておきます。

 

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以上です。

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ありがとうございました。

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