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ヒストグラムの高原型や尖塔型とは?原因や特徴(形)を要チェック

ヒストグラムの見方

ヒストグラムの形に関する原因や特徴についてまとめました。

高原型や劣塔型など、ヒストグラムにもさまざまな形があります。

原因も含め、名称や形状についてセットで覚えるようにしましょう。

ヒストグラムの高原型や劣塔型とは?原因や特徴(形)を要チェック

ヒストグラムの主な形状としては以下の種類があります。

ヒストグラムの形状

  1. 一般型(尖塔)
  2. 歯抜け型、くしの歯型
  3. 右すそ引き型(左すそ引き型)
  4. 左絶壁型(右絶壁型)
  5. 高原型
  6. 二山型
  7. 離れ小島型

以下の一覧表で、イメージ図とセットで名称や内容を確認してください。

 

【ヒストグラムの主な分布形状】

名称 ヒストグラムの形状 形の説明 原因(現れる状態)
一般型

(尖塔)

      ヒストグラム(一般型) 度数は中心付近が最も多い

中心から離れるにしたがって徐々に少なくなる

左右対称である

(ほぼ正規分布とみなせる)

工程が安定状態にあるとき、一般に表れる形
歯抜け型

くしの歯型

ヒストグラム(歯抜け型、くしの歯型) 区間の一つおきに度数が少なくなっている

歯抜けやくしの歯の形になっている

区間の幅を測定谷の整数倍にしない場合、また測定者の目盛りの読み方にクセがある場合などに現れる
右すそ引き型

(左すそ引き型)

ヒストグラム(右(左)すそ引き型) ヒストグラムの平均値が分布の中心より左よりにあり度数は左側がやや急に、右側はなだらかに少なくなっている

左右非対称である

理論的に、あるいは規格などで下限が押さえられており

  • ある値以下を取らない場合
  • マイナスがない場合
  • 0%に近い場合

などに現れる。

左絶壁型

(右絶壁型)

ヒストグラム(左絶壁型) ヒストグラムの平均値が分布の中心により極端に左よりにあり、度数は左側が急に、右側はなだらかにすくなくなっている

左右非対称である

規格以下の物を全数選別して取り除いた場合や、測定のごまかし、また測定誤差がある場合などに現れる。
高原型 ヒストグラム(高原型) 区間に含まれる度数があまり変わらず高原状になっている 平均値が多少異なるいくつかの集団が混じり合った場合に現れる
二山型 ヒストグラム(二山型) 分布の中心付近の度数が少なく、左右に山がある 平均値の異なる二つの集団が混じりあっている場合に現れる
離れ小島型 ヒストグラム(離れ小島型) ヒストグラムの右端、または左端に離れ小島がある 異なった集団からのデータがわずかに混入した場合、また異常が発生している場合に現れる。

一方、ヒストグラムの作り方についてはまた別記事でまとめていますので併せてご確認ください。

ヒストグラムの高原型や劣塔型とは?原因や特徴(形)まとめ

ヒストグラムの形状

  1. 一般型(尖塔)
  2. 歯抜け型、くしの歯型
  3. 右すそ引き型(左すそ引き型)
  4. 左絶壁型(右絶壁型)
  5. 高原型
  6. 二山型
  7. 離れ小島型

原因と形状をセットで覚えよう!

 

以上です。

ありがとうございました。

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