製図・図面

図面(手書き)の道具まとめ!製図道具の使い方&ポイント解説

製図用品

※この記事はプロモーションを含みます。

製図を書く時の道具(用品)をそろえたい!

現在ではCADなどのパソコンを使って製図を書くことが主流となりましたが、手書きの基本も知っておくべきでしょう。

そんなわけで、手書きにおける製図用品(道具)の紹介と使い方のポイントを解説します。

製図初心者向けとなっていますのでぜひご覧ください。

図面(手書き)の道具まとめ!製図道具の使い方&ポイント解説

製図を手書きするときの必須アイテムはこちら 🙂

図面手書き道具

  1. コンパス3種類(大・中・スプリング)
  2. ディバインダ
  3. 三角定規
  4. T定規
  5. 雲形定規
  6. スケール(三角)
  7. 分度器
  8. 製図用シャープペン
  9. 製図用紙
  10. 消しゴム
  11. テンプレート(型板)

\製図に必要な道具/

Amazonでさがす

Amazon

楽天でさがす

楽天市場

 

コンパス&ディバインダについて

コンパスおよびディバインダの主な使い道はこんな感じ 🙂

大コンパス 半径140mmから50mmくらいの大きな円を描くのに用いる
中コンパス 半径70mmから10mmくらいまでの中円を描くのに用いる
スプリングコンパス 半径20mm以下の小さな円を描くのに用いる
ディバインダ 両脚開きで品物の長さやものさしの寸法を紙面に移したり、線や円などの間隔を分割したりするのに用いる

このほか、両脚コンパスでは描けない大きな円を描く時に必要なビームコンパスや、インクなどをつけながら使用する「からす口」という製図用の特殊なペンなどもあります。

 

定規類について(三角・T・雲形・スケール・分度器)

定規類のポイントは以下のとおりです。

三角定規 直角三角形の2枚一組が一般的

製図用としては300mmおよび100mmの大、小1組ずつあるとよい

T型定規 T字型をした定規で、頭部のふちを製図板の側面に当てて上下にすべらせ、平行線・垂直線・斜線を引いたりするのに用いる
雲形定規 いろいろな曲線を組み合わせたもの

6枚、12枚、25枚などと何枚かが1組になっているのが一般的

スケール 縮尺目盛つきの長さ300mmでブラスチック製が用いられることが多い(その他、竹製やステンレス製もある)
分度器 半円形または全円形の円弧状に180°または360°の目盛を刻んだもの

 

 

 

製図用シャーペンについて

製図用シャーペン

シャープペン(鉛筆の芯)の太さおよび硬さについては、JISで17種が規定されており、Hの数が多くなるほど硬く、Bの数が多くなるほどやわらかいです。

Fはちょうど中間の硬さ。

製図用シャーペンとしてはこれらのうち、

HB、H、3H

の3種類を用意すればOKですが、さらに文字および各線を描くための理想的な硬さを示すと以下のとおりです。

濃度記号 種類 使用例
HB、F 中硬質 外径線、文字、矢印の先
H、2H、3H 硬質 かくれ線、中心線、寸法線

一方シャーペンの太さについては、実際の業務では太い線と細い線の2種類を使い分けます。

よって機械製図におけるシャーペンの使い分けは、細い線が0.3mm、太い線は0.5mmで描くのが一般的です。

 

製図用紙について

製図用紙には、

  1. トレーシングペーパー
  2. ケント紙
  3. セクションペーパー

などが用いられます。

 

消しゴムおよびテンプレートについて

消しゴムについては硬質と軟質の2種類用意しましょう。

さらにテンプレートや製図用紙を張り付けるときに必要な製図用テープ、字消し板などがあります。

 

製図用品(道具)本格的アイテム!製図板、製図機械について

製図板とは製図するときに使用する台板のことです。

製図板の大きさは大(1210mm×910mm)、中(1060mm×760mm)、小(910mm×610mm)の3種類があり、一般的に大を使用します。

また、定規などを使わずに能率的に製図を行う製図機械というものがあります。

製図機械は互いに直角に固定された水平、垂直のスケールをプーリ機構、リンク機構、レール機構(トラック式)などによって、製図板上を簡単かつ正確に平行移動できます。

スケールには目盛り(1mmおよび0.5mm)があり、必要な垂直線や水平線を簡単に引くことができます。

また分度器の角度目盛(1/6)に従い、角度を固定すれば、斜線を引くことも可能です。

 

【手書き】製図道具の使い方と図面の描き方

製図

製図上ではいろいろの線を用いて図形を表します。

下書き用にシャーペンなどで描かれた図を元図(もとず)と言い、この上にトレーシングペーパーを張り付け、必要な部分をシャーペンまたはインクを用いて透写して描くことをトレースと言います。

そしてこのトレースした図が、複写図をつくる原図(げんず)です。

 

そして線の交差や接線のポイントはこんな感じです。

線の書き方 ポイント 良い例○ 悪い例×
実線と破線の交差 破線が実線上にかからないように、すきまの部分で実線をはさむようにする(実線を浮き出させるため) 実線と破線の交差 実線と破線の交差(不良)
実線から破線を引き出す 破線の引出しは必ず実線に接するようにし、スキマをあけて引かないこと   実線と破線(引出し)
破線同士が貫通する場合 ダッシを十字に交わらせるか、スキマの部分に他方のダッシをはさむようにする 破線同士の交差 破線同士の交差(不良)
破線から破線を引き出す場合 必ずダッシがT字形に交わるようにする 破線同士の引出(良) 破線同士の引出(不良)
破線同士が接する場合 同じダッシがつながるように描く 破線どうしが接する(良) 破線どうし接する(不良)

製図を手書きするには基本的な用具をそろえ、線の書き方などに気をつけてください。

手っ取り早くそろえるならセット用品がおすすめですよー★

図面(手書き)の道具まとめ!製図道具の使い方&ポイント解説まとめ

図面手書き道具

  1. コンパス3種類(大・中・スプリング)
  2. ディバインダ
  3. 三角定規
  4. T定規
  5. 雲形定規
  6. スケール(三角)
  7. 分度器
  8. 製図用シャープペン
  9. 製図用紙
  10. 消しゴム
  11. テンプレート(型板)
自分好みの製図道具を探してみてください

ありがとうございました。

Ad

-製図・図面

error: このコンテンツのコピーは禁止されています

© 2024 機械エンジニアのメカニック辞典 Powered by AFFINGER5