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曲げモーメント図一覧で解説!曲げモーメントや曲げ応力&正負について

曲げモーメント

曲げモーメントとは、外部からの力で、物体や部材などを曲げようとする力のことです。

たとえば、細い丸太に人が乗った場合、丸太はしなって少し曲がりますよね。

このとき、人からの外力(重み)で、丸太には曲げモーメントが発生しているということです。

曲げモーメント

 

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曲げモーメント図一覧で解説!曲げモーメントや曲げ応力&正負

曲げモーメントについて解説していきます。

曲げモーメントや曲げ応力の正負

曲げモーメントは応力のひとつ。

一般的には、上下の力それぞれで正負(+、-)に分けて表します。

※作用するモーメントより左側の外力モーメントの和が時計回り、右側の外力モーメントも和が反時計回りである場合を正の曲げモーメントとする

応力 曲げモーメント
概要 外力が部材を曲げようとする力

材軸の直角方向から作用する

単位 N・m、kN・m
内部に生じる応力

応力図

正(+)の曲げモーメント

正(+)の曲げモーメント

負(-)の曲げモーメント

負(-)の曲げモーメント

 

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曲げモーメントの計算式

また、曲げモーメントの計算式はこちら 🙂

応力 計算式
曲げモーメント 集中荷重が作用する単純梁の曲げモーメント M=αwL2

等分布荷重が作用する単純梁の曲げモーメント M=αPL

α=荷重位置範囲などに応じた係数

w=等分布荷重

P=集中荷重

L=単純梁のスパン

曲げモーメントの計算式は、【力×キョリ】が基本ですが、荷重位置範囲に応じた係数をかける場合もあるので注意してください。

応力についてさらに詳しくはまた別記事でご確認ください。

 

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曲げモーメント図一覧を図解でチェック(はり静定物)

一般的な「はり静定物」における曲げモーメント図をまとめました。

あわせてせん断力図も載せておきますので、ぜひセットで覚えるようにすると良いでしょう。

荷重条件・公式 曲げモーメント図 せん断力図
片持ち梁(集中荷重) 片持ち梁(集中荷重)の曲げモーメント図 片持ち梁(集中荷重)のせん断力図
片持ち梁(等分布荷重) 片持ち梁(等分布荷重)の曲げモーメント図 片持ち梁(等分布荷重)のせん断力図
片持ち梁(等変分布荷重) 片持ち梁(等変分布荷重)の曲げモーメント図 片持ち梁(等変分布荷重)のせん断力図
はり(集中荷重) はり(集中荷重【中央】)の曲げモーメント図 はり(集中荷重【中央】)のせん断力図
はり(集中荷重) はり(集中荷重【2箇所】)の曲げモーメント図 はり(集中荷重【2箇所】)のせん断力図
はり(等分布荷重) はり(等分布荷重)の曲げモーメント図 はり(等分布荷重)のせん断力図
はり(モーメント) はり(モーメント)の曲げモーメント図 はり(モーメント)のせん断力図

 

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曲げモーメント図一覧で解説!曲げモーメントや曲げ応力&正負まとめ

ポイント

曲げモーメントとは、外部からの力で、物体や部材などを曲げようとする力のこと

曲げモーメントは応力のひとつで、一般的には、上下の力それぞれで正負(+、-)に分けて表す

一般的な曲げモーメント図については図解で覚えておくと便利

以上です。

ありがとうございました。

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