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ネジのピッチとは?ネジの部位や名称(役割)まるわかり◎

ネジの部位と名称2

こんにちは、機械エンジニアのshoheiです。

今回のテーマは【ネジのピッチ】

ピッチについてはもちろんのこと、各部位の名称、役割についてサクッと解説していきます。

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 😉

 

ネジのピッチとは★となり合うねじ山同士の距離のこと

【ねじのピッチと呼び径】

ネジのピッチと呼び径

 

ねじの規格におけるピッチとは、となり合うねじ山同士の長さのことです。(上記図解参照)

ネジのピッチは、ボルトの呼び径に応じて変わり、ボルト径が大きいほど、ピッチは粗くなります。

メートルねじの場合は、ミリでサイズが書かれます。(呼び径とピッチの単位をメートル法で表したもの)

ちなみに「メートルねじ」とは、ISO(国際標準化機構)が国際規格として採用した世界で最も使用されている規格のねじのことで【ミリねじ】とも呼ばれています。

一方、呼び径とはねじの外径を表します。(上記図解参照)

主に外径の基準寸法が使われます。

M2、M3、M4、M5のネジなどと呼ばれますが、Mは「メートルねじ」であるということを表し、数字がねじの呼び径、つまり外径を表しています。

外径はねじ山のある軸の直径で、ねじ頭部の直径ではないことに注意してください。

 

そのほか、ネジに関する用語は以下のとおり。

谷径 ねじ山の谷径に接する仮想円の直径のこと
有効径 ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想円の直径のこと
ねじ山の角度 一般的なねじ(小ねじ)の山の角度は60度となっている
要チェック!

 

ネジの部位と名称(駆動部・頭部・ネジ部・先端部)

ネジの部位と名称

あんなに小さなネジにも、ちゃんと名前があります。

ネジの部位と名称

  1. 先端部
  2. ネジ部
  3. 頭部
  4. 駆動部

 

先端部

ネジの先を「先端部」と呼びます。

基本的には、相手材(締結材)によって形が変わり、種類としては、ねじ込みやすくする「とがり先」や相手材を傷つけない「丸先」などがあります。

 

ネジ部

ネジといえばこのギザギザですよね!

「ネジ部」と呼び、ネジの1番大事な部分となります。

この「ネジ部」にもたくさん種類があり、ゆるみ止めの効果を発揮するものや、ねじ込みやすくする効果をもたせたものなどがあります。

 

頭部

ネジ

ネジの頭部は、ネジがねじ込み過ぎないように固定させる役割があります。

なべ頭という形が一般的ですが、ねじ込んだ際に頭が出ないよう薄く作られた頭部や、ゆるみ止め防止効果をもつ頭部などもあります。

 

駆動部

ドライバなどを差込むために空いている穴を「駆動部」と呼びます。

一般的な十字穴(+穴)以外にもたくさんの形があります。

一方で、締める方向にしか回らない一方通行の駆動部や、ある一定以上の力が加わると頭部が壊れてしまうものもあるので注意してください。

 

以上です。

またネジ関連では以下の記事もおすすめです。

ネジ規格一覧表【JIS】規格を種類ごとにわかりやすく分類

ねじの下穴径表まとめ(ISO・ユニファイ・フルートレス・ウィット)

ネジ等級|旧JISと新JISのネジ等級のちがいとは?

ぜひご覧ください。

ありがとうございました。

 

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