新qc7つ道具の覚え方とは？わかりやすく事例や図解で解説

新qc7つ道具とは、飲食業、小売り、ホテル、観光業などでの言語情報や文字情報により問題の方向性を見出す手法です。

いろいろな言語データを整理し、問題を浮かび上がらせます。

その結果、複雑にからみ合った問題を整理することができ、計画が立てやすくなるというわけです。

新qc7つ道具の種類は以下のとおり。

ちなみに”新”のついてない「qc7つ道具」は製造現場などで、不良解析やデータの分析の数値解析に使用されています。

種類はこんな感じです。

今回は【新qc7つ道具】についてさらにくわしく解説していきます。

それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。

新qc7つ道具の覚え方とは？わかりやすく種類と特徴を一覧表で

新qc7つ道具の種類と特徴をまとめるとこんな感じです 🙂

それぞれの図法についてもっと知りたい人は、【さらにくわしく】の個別記事をどうぞご覧ください。

新qc7つ道具の覚え方！イメージ図とセットで覚える

新qc7つ道具の覚え方としては、イメージ図（図法）とセットで覚えることをおすすめします。

文字より図のほうが頭に残りやすいです。

だから以下の表を使って、名称とイメージ図と特徴をセットで覚えるとよいでしょう。

新qc7つ道具	イメージ図 （図法）	特徴
親和図法		ハッキリしていない問題（未来や未知）について事実や意見、発想などを言語データとしてとらえ、その相互の親和性によって統合した図をつくり解決すべき問題の所在を明らかにしていく方法
連関図法		【原因と結果】【目的と手段】などがからみ合った問題に対し、因果化関係や要因相互の関係をとき明かし、問題を解決していく手法
系統図法		目的達成のための手段を段階レベル別に展開していくことにより、最適手段や方策をを追求していく方法
マトリックス図法		問題となる事象から対となる要素をみつけだし、これを行と列に配置して関連の有無や度合いを表示する方法
アローダイヤグラム図法		矢印と結合線を用いた図で表し、効率的な日程計画作成と進捗を管理する手法
PDPC図法		予測される事態に対して対応策を検討し、事態をのぞましい結果に導くための手法
マトリックス・データ解析法		マトリックス図における要素間を定量（数値）化できた場合、これを計算によって整理しグラフ化などする方法

新qc7つ道具の事例をわかりやすく図解付きで解説

どんなとき、新qc7つ道具の図法を使うのかな…？？？

こんな疑問にお答えして、新qc7つ道具の図法における事例をいくつかまとめました。

参考にしてください。

新qc7つ道具	事例内容	図
親和図法	交通事故が起こる原因 自分の不注意、道路の状態など
連関図法	なぜ売り上げがあがらないのか 広告が少ない 材料が高い デザインが良くない
	なぜ図書館の利用者が増えないのか 利用者が読みたい本がない 貸出し方法がよく分からない どんな本があるのか分からない
	なぜ自動車死亡事故がへらないのか 運転者の安全意識が低い ガードレールがないなど道路が不整備 信号や標識が見にくい
系統図法	利用しやすい図書館 本の充実、問題のない管理など
	サイトアクセスをアップさせる SEO対策 記事数を増やす 露出を増やす ファンを増やす など
	収入を増やす 本業、副業など
マトリックス図法	製品生成の効率化 行 加工条件を見直す ロット処理数を増やす 交代シフト制にする 作業員を増員する 準備作業を短縮する 列 実現性 効果 即効性
	商品の売り上げ増大施策 行 キャンペーン企画 関連商品の開発 WEB広告の強化 集客用ツールの開発 価格の見直し 列 実現性 緊急性 収益性 将来性
	レストランの問題点 行 ムダなこと 無理なこと ムラがあること 列 お客様の入店・退店 席への誘導 注文を伺う 配膳時間・マナー
アローダイヤグラム図法	○○講演会の開催準備計画 概略決定 会場探し 案内作成 議事検討 資料作成 開催案内 など
PDPC図法	企画書の作成～完成まで 目的・ニーズの把握 コンセプト作成 コンセプト完成 具体的な設計 コスト評価 最適策の設計 企画提案書の完成
マトリックス・データ解析法	ダムと降水量の関係 貯水位（積み上げ面） ダム流入量（散布図（平滑線）） ダム放流量（散布図（平滑線）） 降水量（棒グラフ）

新qc7つ道具の覚え方とは？わかりやすく事例や図解まとめ

以上です。

ありがとうございました。