Fool Proof(フールプルーフ)とは、まちがった操作方法でも事故が起こらないようにする安全設計のことです。
「ポカヨケ」とも呼ばれ、誤動作を防止するカラクリを指します。
とくに品質管理の分野では、設計信頼性の項目に組み込まれています。
身の回りの具体例について確認していきましょう。
一方、合わせて覚えておきたいのがFail Safe(フェール・セーフ)!
Fail Safe(フェールセーフ)とは、機械に故障が発生した場合にも、常に安全側にその機能が作用する設計思想のことです。
一部のサブシステムにトラブルが発生しても、システム全体として致命的な欠陥が起こらないような設計上の仕組みとも言えます。
違いは以下のとおり!
Fool Proof(フール・プルーフ) | Fail Safe(フェール・セーフ) |
間違った操作方法でも事故が起こらないようにする安全設計のこと
「ポカヨケ」とも呼ばれ、誤動作を防止するカラクリ |
Fail Safe(フェール・セーフ)とは、機械に故障が発生した場合にも、常に安全側にその機能が作用する設計思想
一部のサブシステムにトラブルが発生しても、システム全体として致命的な欠陥が起こらないような設計上の仕組み |
ぜひチェックしておいてください。
目次
フールプルーフの身の回りの具体例とは?fool proofの定義
それではFool Proof(フール・プルーフ)の身近な事例を確認していきましょう。
言い換えるとFool Proof(フール・プルーフ)は、
「使用方法を知らなかったり、もしくは間違えたりしても大事に至らない設計」とも言えるでしょう。
身近な事例はこんな感じ 🙂
Fool Proofの事例
- 扉が閉じていないと動かない電子レンジ
- 人が便器に座っていないと水がでないおしり洗浄機
- 蓋が閉まっていないと作動しない洗濯機
- 手を挟まないように両手で押さないと作動しない工作マシーン
- 同じ色の差込口に挿すようになっているケーブル端子
ちなみに英語でFool(フール)とは「愚か者」、Proof(プルーフ)は「耐える」という意味があります。
どんな人が使ってもミスをしない(誘発しない)ようにする、設計側の工夫が凝らされているものと言えるでしょう。
Fool Proof(フールプルーフ)の考え方を知っておく大切さ
Fool Proof(フール・プルーフ)は、使い方によっては無効化できてしまうのです。
たとえば、人が便器に座っていなくとも、荷物などで重みを足せば、おしり洗浄機は作動してしまいます。
通常の状態で使用する分にはFool Proof(フール・プルーフ)として機能していても、作業効率が下がったり、いたずらされたりすると機能を発揮できません。
よって設計者だけでなく、使用する作業者にFool Proof(フール・プルーフ)の考え方を共有することが大切です。
フール・プルーフの身の回りの具体例とは?fool proofの定義まとめ
Fool Proof(フール・プルーフ)とは、まちがった操作方法でも事故が起こらないようにする安全設計のこと
Fool Proofの事例
- 扉が閉じていないと動かない電子レンジ
- 人が便器に座っていないと水がでないおしり洗浄機
- 蓋が閉まっていないと作動しない洗濯機
- 手を挟まないように両手で押さないと作動しない工作マシーン
- 同じ色の差込口に挿すようになっているケーブル端子
Fool Proof(フール・プルーフ) | Fail Safe(フェール・セーフ) |
間違った操作方法でも事故が起こらないようにする安全設計のこと
「ポカヨケ」とも呼ばれ、誤動作を防止するカラクリ |
Fail Safe(フェール・セーフ)とは、機械に故障が発生した場合にも、常に安全側にその機能が作用する設計思想
一部のサブシステムにトラブルが発生しても、システム全体として致命的な欠陥が起こらないような設計上の仕組み |
以上です。
ありがとうございました。