
こんな疑問にサクッとお答えします。
中小企業診断士は経営コンサルタントとして、日本で唯一の国家資格です。
コンサルティング業界をはじめ、多くの職種・業界への転職、就職に有利になると言えるでしょう。
そんなわけで、中小企業診断士の就職(転職)先や求人などについてまとめました。
それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 😎
目次
中小企業診断士の就職(転職)先や求人
中小企業診断士の就職(転職)先や求人を具体的に見てみるとこんな感じです。
中小企業診断士の就職先
- 経営コンサルタント
- ビジネスコンサルタント
- 公認会計事務所
- 税理士事務所
- 中小企業診断士事務所
- 経理などの事務スタッフ(職種問わず)
調査の結果、やはりコンサルタント関連の求人がダントツで多かったです。
つづいては公認会計や税理士事務所などでも募集がありました。
また一方で、職種問わず、経理などの事務スタッフの募集では、中小企業診断士の資格をもっていると優遇される会社もあるようですね。
つまり、中小企業診断士の資格をもっていることは少なからず転職に有利であるということが分かりました。
地域差もありますが、いろんな転職サイトで中小企業診断士の求人は常にある状態なので、就職先がないということはなく、一定の需要はあると考えてよいでしょう 🙂
中小企業診断士とは?
中小企業診断士は、中小企業の経営の診断や問題解決に向けてのアドバイスなどを行いますが、日本の企業の99%以上は中小企業であることから、中小企業診断士へのニーズは高いと言えます。
さらに中小企業診断士試験の勉強によって、
- 経済学
- 財務・会計
- 経営理論
- 運営管理(サプライチェーンマネジメント)
- 法務
- 情報システム
などなど、ビジネスに役立つ実践的な知識を広く身につけることができます。
さらにくわしい仕事内容や難易度については以下の記事をご覧ください。
中小企業診断士になるために!試験内容や合格率
中小企業診断士の試験合格率は、1次試験は20~40%、2次試験は20%前後です。
そして試験全体での合格率は5~7%前後となっており、合格は非常にむずかしい試験と言えるでしょう。
【中小企業診断士の合格率】
年度 | 1次試験 | 2次試験 | 最終合格者 |
2022年度 | 28.9% | 18.7% | 5.4% |
2021年度 | 36.4% | 18.3% | 6.6% |
2020年度 | 42.5% | 18.4% | 7.8% |
2019年度 | 30.2% | 18.3% | 5.5% |
2018年度 | 23.5% | 19.4% | 4.5% |
中小企業診断士の合格率まるごとチェック!知っておきたい試験情報
一方で、試験日程と内容はこんな感じ 😀
【中小企業診断士の試験日程】
中小企業診断士の試験は、1次試験と2次試験、さらに口述試験があります。
第1次試験 | |
試験日 | 8月上旬の(土曜日・日曜日) |
試験案内配布・申込受付期間 | 4月下旬~5月下旬の1ヶ月間 |
合格発表日 | 9月上旬 |
実施地区 | 全国8会場(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇) |
第2次試験&口述試験 | |
筆記試験日 | 10月下旬 |
試験案内配布・申込受付期間 | 8月下旬~9月下旬の1ヶ月間 |
口述試験を受験する資格を得た人の発表日 | 1月中旬 |
口述試験日 | 1月下旬 |
合格発表日 | 2月上旬 |
実施地区 | 全国7会場(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡) |
【中小企業診断士★試験内容】
試験の内容について、1次試験、2次試験、口述試験についてさらにくわしくみていきましょう。
合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上で、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準としています。
○1次試験試験内容
試験日程 | 試験科目&時間 | 配点 | |
1日目 | 午前 | 60分:経済学・経済政策 | 100点 |
60分:財務・会計 | 100点 | ||
午後 | 90分:企業経営論 | 100点 | |
90分:運営管理(オペレーション・マネジメント) | 100点 | ||
2日目 | 午前 | 60分:経営法務 | 100点 |
60分:経営情報システム | 100点 | ||
午後 | 90分:中小企業経営・中小企業政策 | 100点 |
○2次試験内容
試験日程 | 試験科目&時間 | 配点 |
午前 | 80分:人事を含む組織を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 | 100点 |
80分:マーケティング・流通を中心とした経営戦略および管理に関する事例 | 100点 | |
午後 | 80分:生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 | 100点 |
80分:財務・会計を中心とした敬遠の戦略および管理に関する事例 | 100点 |
○口述試験
中小企業の診断および助言に関する能力について、筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに面接を実施!
約10~15分程度行われます。
ちなみに受験料は例年17,800円くらいです。
【関連記事】
中小企業診断士に最短で合格するには?
中小企業診断士の勉強方法としては、独学や通信講座などがありますが、おすすめは通信講座です。
なぜなら合格率の低さや口述試験があることから考えても、分からない部分をプロの講師に確認し、理解しておくことが大切だからです!
さらに出題範囲も膨大なので、勉強期間は長丁場になることはまちがいなく、メンタル的なサポートも必要… 🙄
不安なところをすぐにプロ講師に聞ける通信講座などの環境は、むずかしい中小企業診断士の資格を取得するには合格の近道といえるでしょう。
中小企業診断士の通信講座については、以下の記事でまとめていますので、興味のあるかたはぜひチェックしてみてください。
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以上です。

そんな未来を思い描きつつ、試験勉強がんばってもらえたらうれしいです。
ありがとうございました。